【vol4】自信がない・自分が嫌い
自分に自信がない・自分が嫌い
自分に自信がない原因は
概ね幼少期の過ごし方、親との関りにあります。
この「自信の無さ」は、意外と
人生の多くに影響していて、
恋愛はもちろん、人間関係全般、
仕事や、ときには健康にまで影響します。
「自分に自信がないから恋愛できない」
というお悩みは、
男女ともに、増えているように感じています。
「自分に自信がない」ことは、
大抵の場合は
良くない方で作用してきます。
特に日本人は、謙遜しがちだったり
控えめが美徳とされている風習があるため、
自信満々というタイプは
少ないように思いますが、
それにしても自分に自信がないという方は
多いように思います。
例えば、
上司が
「これ、誰かお願いしたいのだけど・・・」
と言った場面で、
自信満々で
「はい!私がやります!
という人と
自信無く
「私にできるか不安ですがやります・・・」
という人、
どちらが好まれるかといえば、
当然前者となります。
恋愛やパートナーシップについてはどうでしょう?
自信を持っている女性と
自信のない女性
どちらが魅力的だと思いますか?
いくら容姿端麗な彼女であっても
自信がなく、ネガティブな発言が多いと
彼氏は
「この子はなんでこんなに自信が無いんだ?」
「俺はこの子を幸せにできないのか?」
と思ってしまうため、
良好な関係性を続けることが難しくなりがちです。
なので
「自分に自信がない」ことは、
自分が思っている以上に
人生の多くに影響を与えています。
できることならもっと
「自分に自信を持ちたい」と
思いますよね?
なぜ「自分に自信がない」のか?
これにはいくつかの要因があるものの
概ねその原因は、
幼少期に関わりの多かった
「親」にあると言えます。
・いつも怒られていた
・口うるさい親だった
・親に期待されていた
・~すべき、~であるべきだ等、こだわりの強い親だった
・感情的になることの多い親だった
・他人を評価しては批判ばかりしている親だった
・身体的な虐待をする親だった
・学歴や世間体を気にする親だった
もちろん親に悪気はありませんが、
(※身体的な虐待含めほとんどの場合親は自分が悪いとは思っていない)
これらの特徴を持つ親の元で育つと、
多くは自信のない子どもになり、
やがて自身のない大人になります。
では、
どうやって自分に自信を持てるようになるでしょうか?
特に有効な3つの方法を紹介します。
1,成功体験、貢献していることを書き出す
2,自信のない自分でいることのメリット・デメリットを書き出す
3,自信を失くした原因を幼少期から探す
1,成功体験、貢献していることを書き出す
自分の過去を振り返り、小さなことでもいいので
成功体験を書き出していきましょう。
これといって成功体験がないという方は
今あなたが世のため人のために貢献していることを
小さなことでも構わないので
いくつも書き出していきます。
例えば
・私が仕事することで○○の生活を支えることが出来ている。
・私が納税しているおかげで国民が安全に暮らせている。
・私が〇〇スーパーで買い物することでそこの従業員の生活を守っている。
といった具合です。
2,自信のない自分でいることのメリット・デメリットを書き出す
自信がないことでの「デメリット」は書き出せても
「メリット」を書き出すのは難しいかもしれません。
でも、あなたは【無意識】のうちに
「自信がない自分」を選択している節があるのです。
そのメリットを感じていたいために
「自身のない自分」を
【無意識】に選んでいるかもしれません。
・自信がないことで、人に守ってもらえる
・自信がないことで、責任ある仕事を振られなくて済む
などのメリットが無いか?を
自分自身に問いかけてみてください。
3,自信を失くした原因を幼少期から探す
こちらを自分で見つけるのは
少し難しいかもしれません。
自信を失くした出来事は
あなたが深く傷ついたことと
セットになっていることが多いからです。
傷ついたときの感情が
惨めで悲しい思いだったとすれば
その負の感情を感じないように
心に蓋をしてしまったでしょう。
そういう場合に
それを思い返すということは、
自分で自分の傷をえぐるようなものなので
なかなか見つけにくくなります。
ただ、先にも述べたように
「自分に自信がない」ことの原因は
親子関係が大きく影響しています。
なので、自分の幼少期に
親との関係で何があったのか?
何に傷つき、自信を失くしたのか?
を、知ることは
とても重要になってきます。
親から身体的暴力を受けていましたか?
親から暴言を吐かれましたか?
過干渉な親でしたか?
何かと否定的な親でしたか?
兄弟姉妹と比べられていましたか?
理不尽な思いをすることが多かったですか?
何かとルールの多い家庭でしたか?
地位やステータスを重んじる親でしたか?
ネグレクト気味の親でしたか?
何かを崇拝している家庭でしたか?
泣いたり怒ったりすれば叱られましたか?
親の都合で振り回されていませんでしたか?
あまり構ってもらえず寂しい思いをしていませんでしたか?
今、大人になった自分から見た些細な出来事でも、
子どものあなたは大きく傷つきました。
まだ物事の良し悪しはわからない年齢でも、
親の感情には敏感に反応します。
子どもが親の攻撃に合ったとき、
「自分が悪かったんだ」と自分を納得させて
事を収拾させるケースはとても多く、
その結果、子どもは自分の自信を失っていきます。
やがて体は大人になりますが
心は傷ついたまま、置き去りになっていて
自分を愛する心の成長は止まったままになっています。
故に、いつまでも自分に自信が持てず
自分を信じられないのです。
親から受けた心の傷を探すとき、
以下のような葛藤がおき、探し出せないケースがあります。
★親に悪気はなかったのでもう許しているし何とも思っていない
★親には親の事情があったと今なら理解できる
★昔のことを悪く言うような自分は軽蔑に値する
★私よりもっと酷い扱いをされている人はたくさんいる
★親も歳をとって丸くなった。今さら親を責めるようなことは言いたくない
これらを感じた場合、
無理に自分の考えを変える必要はありませんが
ここで探したいのは「自分が傷ついた出来事」なので、
決して親の批判や悪口ではないということです。
多くの親は、子どもの幸せを願っています。
悪気はないし、一生懸命に出来ることをしていたのだと思います。
ただそれはそれで、
親がどういう想いだったか、どういう状況だったかに関係なく
あなたは何かに傷ついたのです。
これらの葛藤を乗り越えてこそ
自分自身の心の傷が見えてきますので、
どうか罪悪感を持つことなく、
幼少期の親との関わりの中で思い出せる
傷ついたであろう出来事を書き出してみましょう。